下水道の保守・管理

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下水道について

一般家庭や事業所から排出される排水は、道路地下に埋めてある下水管を通じて大きな下水処理場に集められています。
処理場では微生物の力を利用して汚水を分解することで、再びきれいな水に戻して河川や海に放流するという、
いわば水のリサイクルをしています。

通常業務

  • 施設の水質管理

    汚水分解の主役である微生物の状態を日々チェックしています。微生物は人間と同じ生き物なので、暑い季節は活動が活発になり、寒い季節には鈍くなります。その健康状態が汚水処理に大きく影響するので、微生物とのコミュニケーションがとても重要です。

  • 電気・機器設備の運転管理

    水質分析等の結果をふまえながら、微生物槽へ汚水を入れる量の調整や、微生物に酸素を送る量、増えすぎた微生物量を含む汚泥量の調整を、電気・機器設備の運転変更で行います。
    もちろんそれらを担う電気・機器設備が、安定的に稼働するように日々の点検も重要です。

  • 水質分析

    汚水を分解し、きれいな水に再生するには、酸素のある所を好む微生物と、酸素がない所を好む微生物を使い分けて行います。両方の微生物をバランス良く活動させる為、常に状況を把握しなければいけません。
    また、生物は水質の良い時に発生するものと、悪い時に発生するものが存在するので、それらの発生状況も運転管理の見極めに重要な判断材料となります。

  • 中継マンホールポンプ場のメンテナンス

    汚水が各家庭から下水道管路を経由し、下水処理場に流れ着くまでに、地域の高低差等で自然流下できない場所があります。そのような場所にはマンホールポンプ場が設置してあり、ポンプの力で自然流下が可能な高い場所まで汚水をポンプアップしています。
    このポンプが停電で止まったり、タオル等の異物で詰まったり壊れたりすると、汚水が下水菅内に滞水してしまい、最終的には道路上に溢れ出るという可能性がありますので、日々の定期的なメンテナンスが欠かせません。

万全な緊急時対応体制

24時間365日体制で、住民の皆様の「安心・安全・快適」な日常生活を守り続けます。

下水道は、電気・水道と同じように皆様の生活に欠かす事のできない大切なライフラインであり、止めることなく継続的に使用できなければいけません。毎日の安定的な運転管理はもちろんですが、停電や機器故障等により、『家の中から生活排水が排水できない‼』『路上に汚水が溢れ出る!!』といった住民の皆様の日常生活に支障をきたすような事態にならない為にも、日頃から迅速な対応ができるように、スタッフ全員が緊急時対応訓練を行っており、台風や雷雨時も『皆様の生活環境を守る』『絶対に止めてはいけないライフライン』という大きな責任を認識し、経験豊富なスタッフが急なトラブルにも迅速に対応できるよう24時間365日待機しています。

脱水作業

車両積載型移動脱水機(ベルトプレスタイプ)

車両積載型移動脱水機(ベルトプレスタイプ)

微生物の働きによる汚水処理の過程で、定期的に余分な汚泥が発生します。微生物にとって快適な環境を作るためにも、これらの余分な汚泥は引き抜いて処分しなければなりません。
そこで脱水機を使用して、汚泥に含まれる余分な水分を除外して、約10分の1まで減らします。これにより汚泥のリサイクル化をスムーズにします。

スタッフの想い

下水道は、悪臭・ハエや蚊などの害虫・疫病等の抑制といった衛生面で大きな役割を担うとともに、生活排水をきれいにして河川へ放流し、再び上水場に汲み上げられて飲み水として再利用するといった『人が生きる』上で大変重要な役割を果たしています。
また、河川の水がきれいになることにより、子供たちが水遊びをしたり、鮎やホタルといった他の生物が住みやすい自然環境を作ります。

私たちは日々、皆様が快適で衛生的な毎日を安心して過ごせるように、地道なチェックを怠らず確実な運転管理を積み重ねて『きれいな水』を作り続けられなければならないと感じています。 油や水に溶けない物を流さないなど、住民の皆様のご協力をいただければ、下水道処理施設の機能をより安定的に発揮することができるのです。
私たちが生きる上で、『水』は欠かすことのできない重要な資源です。限られた資源を、地域の皆様と共に守っていければと思っています 。

皆様の安心・安全な日常生活の“縁の下の力持ち”として、私たちは地域の環境を支え続けたいと思います。

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